オリオン座流星群

今週、オリオン座流星群が見られます。
流星群というのは、特定の期間に、星座の中の放射点と呼ばれる1点から、流星が飛び出してくるように見える現象です。1年間に10数回あります。8月のペルセウス座流星群と、12月のふたご座流星群が有名です。

オリオン座流星群は、オリオン座の赤い一等星、ベテルギウスの左上あたりから流星が飛び出してきます。誤解しないでいただきたいのは、ベテルギウスの左上から流星が光り始めるわけではありません。個々の流星が、空のどのあたりから光り始めるかはまちまちです。でも、飛んだ流星の経路を逆に延長していくと、すべてがベテルギウスの左上に集まるという意味になります。
活動のピークは、22日(木)の明け方です。例年、1時間に10個ぐらいの流星が見えます。でも、年によっては50個以上の流星が見られたこともあります。




空に月が出ていると空が明るくて、暗い流星が見えません。21日水曜日は、夜中の0時頃、月が沈みます。そこからが流星観測の始まりです。
0時には、オリオン座が南東の空にあり、十分高く昇っています。放射点がある程度の高さに昇っていれば大丈夫です。

どの方向を見ていればいいかというと、前記のように、流星はオリオン座から光り始めるわけではありません。どこを見ていても、流星が見える確率はほとんど同じです。一番いいのは、寝転んで真上を見ていることです。
夜が明けて空が明るくなり始めるのは4時半ぐらいですから、観測時間は、0時から4時半までです。でも、4時間半、ずっと星空を見ていたら、きっと寝てしまうでしょうから、この間で起きていられそうな時間帯に見てください。








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