食変光星
変光星といって、明るさが変わる星があります。星の明るさが変わる理由はいくつかありますが、今回は食変光星というタイプの星の話です。これは、必ず2個以上の星が1セットになっている連星です。明るい星の周りを、暗い星が回っていると考えてください。その軌道面がちょうど地球の方を向いていると、明るい星の前を暗い星が横切ります。日食のようなことが起こるわけです。ふだんは、2つを足した明るさの星として見えていますが、暗い星が明るい星の前に来ると、暗い星だけが見えて全体として暗くなります。星は一定の速さで回っているので、周期的に暗くなります。
簡単に見つけられる食変光星は、ペルセウス座にアルゴルという星です。
この時期は、北極星の上にカシオペア座があって、ペルセウス座はその東側にあります。アルゴルは北極星ぐらいの明るさの星なので、スマホを片手に探すとすぐ見つかります。
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