日食


今週の水曜日、3月9日の10時過ぎから昼ごろにかけて、部分日食ですが、日本全国で見られます。
日本で日食が見られるのは2012年5月の金環日食以来です。
2012年の日食といえば、レディオベリー屋上に天体望遠鏡を用意して、日食を見ながら鹿島田さんのB-UPを生放送しました。つい先日のような気がしますが、もう4年前ですね。

今回の日食は部分日食ですが、栃木県では、最大、太陽の直径の1/4ぐらいが欠けます。端の方の1/4が欠けるだけなので、あまり大きな面積ではないです。それでも、丸くない太陽が見られるわけです。実は日本国内でも、南に行くほど欠け具合が大きくなって、石垣島では太陽直径の35%が隠されます。さらに南のインドネシア付近では、皆既日食になります。今日か明日、インドネシアに向かって、出発する人もけっこういると思います。

日本で部分日食が見られる時間は、
   太陽が欠け始まるのが     10:15 頃
   一番大きく欠ける時刻が    11:13 頃
   元の丸い太陽に戻る時刻が  12:05  です。

昼前の2時間ぐらいです。水曜日なのでお仕事中の方が多いと思いますが、20分に1回ぐらい外に出て見られるといいですね。


3月9日 11時13分


太陽を肉眼で直接見てもまぶしくて見えません。どうやって見たらいいでしょう?
色の付いた下敷きとか黒いビニール袋を通して、太陽を見たことがある人がいるかもしれませんが、それはダメです。プラスチックやビニールは可視光を弱くしてくれますが、赤外線は通してしまいます。赤外線というのは熱ですから、目の網膜が焼けてしまいます。
4年前の日食のとき、日食専用の「日食グラス」というのが相当数売れました。まだ、持っている方もいると思います。現在も販売されていますが、それを通して見るのが一番いいです。
それが無い人はどうしたらいいでしょう?
A4サイズぐらいの光が通らない厚紙を用意します。その中心にコンパスの針などで、直径1mmぐらいの穴を開けます。その紙を太陽にかざして、影のところに別な白い紙を置きます。小さな穴から漏れてきた光が太陽の形になります。これなら何人かで一緒に見られます。
インターネットでも、インドネシアから生中継があります。そちらで皆既日食を見ることができます。

3月6日の日食、晴れるといいですね。








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