半影月食
今日は春分の日です。休日になるはずですが、日曜日なので、明日が振替休日です。春分の日というのは皆さんご承知の通り、昼と夜の長さが同じになる日です。一般にはそれだけかもしれませんが、天文学では、春分の日というのはとても重要な日なのです。
どういう意味で重要な日なのでしょう?
昼間、空に太陽が出ていますが、太陽の向こう側にも星があります。太陽がまぶしいので見えないだけです。iステラなどのスマホアプリを太陽の方に向けると、太陽の向こう側にある星座が見られます。春分の日の太陽の向こう側にはうお座があります。
春分の日に太陽がある位置を、「春分点」と言います。春分点はうお座の中にあります。この春分点が天体の位置を決める基準になります。春分点は地球で言う経度と緯度が、どちらも0度になる点です。春分の日というのは、天文学では祝日にするほど大切な日なのです。
話は変わりますが、今週、見ておきたい天文現象は、23日水曜日の半影月食です。半影月食というのはどういう現象なのでしょう?
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