火星
金星・木星と惑星の話が続いて、今回はさらに火星です。
火星は、2年2ヶ月ごとに地球に近づいてきて、大きく明るく見えるようになります。今年がその年になります。火星と地球の距離が一番小さくなるのは5月31日です。でも、今でも十分地球に近づいているので、大きく明るくなっています。
今の火星はさそり座の中にいます。さそり座の一番明るい星はアンタレスという名前の赤い星ですが、このアンタレスという名前は、「火星に対抗するもの」という意味です。現在の火星はアンタレスのすぐ上にあります。
今夜は夜中の0時か、それ以降に見やすい位置にいます。0時の南東の空に火星とアンタレスがあって、近くに土星もいます。火星と土星とアンタレスが三角形に並んでいます。今夜は月齢10の明るい月が出ていますが、その3つの星は月が明るくても必ず見えます。
|