ゴールデンウイークの星空


4月も下旬になって、春らしい気候になってきました。春の星座も今が一番見やすい時期です。
今週の前半は月が昇ってくるのが早いので、月が出る前に星を見た方がいいでしょう。天文薄明終了時刻といいますが、完全に真っ暗になって全ての星が見えるようになる時刻がだいたい20時です。星を見るなら、20時から月が昇るまでの間ということになります。夜8時なら、晩ご飯を食べ終わっている人が多いでしょうから、それから外に出ればいいですね。

20時にどんな星空が見られるかというと、下の図の通りです。


4月30日 20時 の星空


南の空を見ると・・・
しし座が南中していて、しし座の中に木星があります。そして、南東の空にはおとめ座があります。誕生日のおとめ座生まれは9月ですね。自分の星座は、誕生日の5ヶ月前ぐらいが一番見やすいところにあります。
しし座とおとめ座の下にうみへび座があります。ものすごく長い星座で、星座の中で一番長い星座です。20時から夜中の0時頃、うみへび座の全景が見られます。

東の空を見るとどうでしょう?
うしかい座がありますね。うしかい座にはアークトゥルスという1等星があります。春の空は明るい星が少ないのですが、木星の次に目立つ星です。

北の空はどうでしょう?
北極星の上に北斗七星があります。北斗七星は、おおぐま座の一部です。熊がひっくり返ってますよね。足が上で背中が下です。おおぐま座も春の星座で、今が一番見やすいところにあるのですが、その位置にあるときは、ひくりかえった姿勢になってしまいます。

今週の週末から、ゴールデンウイークに入ります。星がきれいに見えるところにお出かけの方もいると思います。ゴールデンウイーク中の月は、今夜が下弦の半月で、これから日に日に細くなっていきます。月が出る時刻も遅くなっていきます。そして5月7日が新月です。GW前半は夜中に月が昇ってきますが、夕方からそれまでは月に邪魔されずに星空が見られます。星を見るには、いい条件ということです。

夜半前は春の星座が見られて、その後は夏の星座と天の川が東の空に昇ってきます。少し遅くまで起きていれば、春の星座と夏の星座が見られるわけです。


4月30日 3時 の星空







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