夕方の西の空


しばらく梅雨空が続いてきましたが、間もなく終わりになる時期です。雲が退くと夏の星座が見えます。その反面、春の星座が西の地平線に沈んでいきます。
今は日没後、暗くなってくるのは20時過ぎです。その頃に西の空を見てください。明るい星が1つあります。木星です。そして、木星はしし座の中にあります。春の代表的な星座のしし座が沈んでいきます。しし座は、比較的明るくて、同じくらいの明るさの星が並んでいます。獅子というのはライオンのことですが、その形をイメージしやすい星座です。全天に88個ある星座の中でも、一番ぐらいに形がわかりやすいと思います。このライオンは前足をたたんで、後ろ足で地面を蹴って、獲物に飛びかかろうとしている形です。その姿勢のまま、地平線に沈んでいきます。



しし座の左上には、おとめ座があります。しし座に続いて、おとめ座も沈んでいきます。他に春の星座は、うしかい座があります。アークトゥルスという明るい星があります。うしかい座は天頂付近を通過する星座で、そういう星座は沈むのが遅くなります。最後まで見えている春の星座と言えます。
1時間おきぐらいに西の地平線方向を見ると、春の星座が次々に沈んでいくのが見られます。








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