水星・木星・金星


世間はお盆休み期間で、自宅とは違うところにいる方も多いことでしょう。星がきれいに見えるところに行っている人もいるかもしれませんね。世の中はお盆ですが、ペルセウス座流星群の活動期間でもあります。ペルセウス座流星群の流星は見たでしょうか。天気もありますから、見られた人、見られなかった人がいると思います。栃木県の夜は、曇りがちのあいにくの天気でした。
ペルセウス座流星群は12日の夜に出現のピークを迎えて、今夜も見えますが、数はかなり少なくなっています。

今週、他に見ておきたい天文現象があります。今月は夕方の西の空で、月や惑星、明るい恒星が、狭い範囲に集まることが何回かあります。まず今週ですが、水星、木星、金星が集まります。下の画像は、今夜(2016.8.14)、19時15分の西の空です。19時15分だとまだ空が明るいですね。



西の地平線近くに水星と木星と金星があります。その3つの惑星は、ある程度の明るさがあるので、夕焼けが残った空でも見えます。でも、西の空のすごく低いところなので、あっという間に沈んでしまいます。19時15分から20分ぐらいの、ピンポイントで見ないといけません。水星はなかなか見つけにくい惑星なので、木星や金星という目印があるときに見つけて欲しい天体です。水星は木星の右下で、金星の左上です。そのあたりをよく見ると見つけられます。
この後、水星と金星が一緒に左方向に動いていきます。そして、18日木曜日に水星が木星の真下に行きます。
太陽に一番近い水星は、こういう機会に見ておきたいところです。今週が水星を見つけるチャンスなのですが、西の地平線に近いところなので、西に山があるとその陰になってしまいます。西に山がなくて、地平線まで見えるところにいるみなさまは、今週の晴れた日に水星を見つけてください。








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