金星は、天体望遠鏡で見ると模様は見えるのでしょうか?
残念ながら見えません。金星は厚い雲に覆われているので、全面真っ白です。でも、2週間とか、1か月とか、間をおいて見ると、形が変わっていきます。今は、満月と半月の中間ぐらいの形です。これから、だんだん細くなっていきます。1か月後の1月には半月型になって、3月初めには三日月形になります。天体望遠鏡があれば、形の変化を追いかけられます。
月は形が変わるだけですが、金星の場合、形と一緒に大きさも変わります。地球と金星の位置関係が近づいたり遠ざかったりするので、大きくなったり小さくなったりします。
これから、次第に大きくなっていきます。地球に近づいてくるわけですね。3月まで、形が細くなっていくのと同時に、大きくなっていきます。
明るさも変わります。今の明るさは、-4.2等星ですが、これから次第に明るくなって、来年の2月中旬には、-4.6等まで明るくなります。現在でも十分明るい金星ですが、これから、もう少し明るくなるわけです。
夕方の南西の空にある一番星の金星、見上げてみてください。
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