ふたご座流星群と月


今年もふたご座流星群の時期になりました。毎年12月14日前後にたくさんの流星が見られます。ちょうど、今週いっぱいぐらいの期間です。

見える流星の数がピークになるのは14日の明け方になります。ふたご座流星群は、外れなしで毎年同じくらいの数の流星が見られます。ピークの時には、星や天の川がきれいに見えるところならば、一人で1時間に20個以上の流星を見られます。
計算すると3分に1個見られることになりますが、そうはいきません。流星群には、通称「豆まき現象」というのがあります。流星が何個か、立て続けに流れたかと思うと、しばらく飛ばない時間が続く、ということの繰り返しです。
そうすると、短い時間、空を見たとき、運が良ければ豆まきの時を見られますが、運が悪いと、飛ばない時間帯に当たってしまいます。ですから、ある程度の時間 ... 30分以上は空を見ていてもらいたいです。

それと、夜空に月が出ているかどうかで、見える流星の数が変わります。月が出ていると、暗い流星は月の光で消されてしまうので、明るい流星だけしか見えません。ですから、見える流星の数が大幅に減ってしまいます。
気になる今週の月は、どうでしょう?
残念なことに、最悪です。流星出現のピークになる14日が満月です。今年は相当明るい流星しか見えません。でも、満月ですから、空の暗いところを求めて、遠くに出かける必要はありません。自宅で見てもほとんど同じです。


カストル付近から流星が四方八方飛び出してくるように見える


今年のふたご座流星群は、自宅でお月見をしながら、大きな流星が飛ぶのを期待するしかないです。それと、流星ではなくて月の方ですが、先月スーパームーンでした。普段より大きな満月が見える日がありました。でも、残念ながら曇ってしまいましたね。
実は今週13日、火曜日が月齢14で、満月の1日前なのですが、ほぼスーパームーンです。先月のスーパームーンの時と同じくらいの大きさの月が見られます。今度は晴れるといいですね。
さらに、15日木曜日、満月の翌日ですから、月齢16の月が出ています。その月が1年中で一番高いところを通ります。
夏至の日の太陽みたいなものですね。

今週は、ふたご座流星群よりも、月に注目した方がいいかもしれませんね。


12月15日の月の位置









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