しし座


春の代表的な星座といえばしし座。百獣の王の星座です。しし座は明るい星が多くて、星を線で結ぶと、わかりやすいライオンの形になります。
今週のしし座は、21時ぐらいが見やすい位置にあります。



21時には、しし座が南中しています。
天体アプリのiステラなどで見ると、しし座を画面の中央にもって行くと星座の絵が出ます。それを見ると、しし座は前足をたたんで後ろ足で地面を蹴って、獲物に飛びかかろうとしている形です。また、しし座を画面の中心から外すと絵が消えて、星を結ぶ線だけになります。絵がなくて、星を線で結んだだけでも、ライオンに見えます。一度、頭の中にライオンの姿をイメージできると、それ以降は何度見ても、ライオン以外には見えなくなります。

夏の夜空にある「夏の大三角」や冬に見える「冬の大三角」は有名で、見ればわかる人も多いと思います。春の夜空にも「春の大三角」があります。「知らなかった!」という人も多いでしょう。どの3つの星かというと、ひとつ目は、しし座で一番明るい星のレグルスではなくて、2番目に明るい星、しっぽの先にある「デネボラ」です。デネボラは2等星で、明るい星ではありますが、さほど目立ちません。あと2つは、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカです。
春の大三角は、夏や冬のように多くの人に知られていません。そもそも、春の夜空は星の数が少なくて、華やかさがありません。そしてこの3つの星は確かに三角形ではありますが、三角形が大きすぎて間が抜けています。

そんな、しし座と春の大三角ですが、探してみてください。










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