さそり座と天の川


5月も最後の日曜日になりました。まもなく6月です。6月といえば梅雨。星がなかなか見られない季節に入ります。
梅雨に入る前に見ておきたい星座があります。「さそり座」です。さそり座というと夏の星座のイメージがありますが、なぜ、今、見るのがいいのでしょう?

多くの人にとって星を見やすい時間というのは、21時から22時ぐらいだと思います。さそり座がその時間に見やすい位置に来るのは、6月・7月です。ちょうど、梅雨の最中で一番晴れない時期です。晴れたとしても、さそり座は南の低いところにあるので、雲やモヤが出やすくなります。上は晴れていても、さそり座付近が見えないということは多々あります。それで梅雨に入る前の今、さそり座を見ておきたいわけです。


撮影地 : 福島県南会津町 だいくらスキー場付近


この時期にさそり座が見やすい位置に来るのは、0時頃です。その頃、さそり座が南中していて、南の地平線のすぐ上にあります。S字型にくねっとした星の並びが見つけられます。街の光がない暗い空なら、さそり座の上に天の川が見えます。写真は「だいくらスキー場」近くで撮影しました。肉眼で見た場合、色はわかりませんが、この写真と同じくらいに、白い天の川が見えます。










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