南の空にいて座があります。そこから上にあがっていくとアルタイルがあります。これが彦星です。そして、その右上を見るとベガがあります。こと座にあるベガという明るい星が織り姫です。
でも、織り姫と彦星の間に天の川がありませんね。画面のバックが青っぽいのがヒントです。
これは夜空が明るいことを表しています。月が出てるのです!
満月に近い、明るい月が出ています。いて座をよく見ると月がありますね。今年の七夕の夜は、晴れたとしても、月が明るくて天の川は見えません。これも七夕を太陽暦でやることの弊害です。
以前にも書きましたが、旧暦の7日ならば、半月より少し三日月に近い七日月が出ているのです。横にすると舟の形になる月です。七日月は、23時頃には沈みます。月が沈むと空が暗くなって、天の川が見えてきます。そこからが七夕の物語の始まりです。
沈んだ月が渡し舟になって、織り姫と彦星を迎えに来てくれます。旧暦の七夕ならば、毎年同じ形の月が出ていて、毎年同じくらいの時刻に沈みます。
今年の旧暦の七夕は、8月28日です。まだ先ですが、その日は星がきれいに見えるところに出かけて、七夕の星と天の川を見るというのはどうでしょう。
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