太陽黒点


梅雨も後半に入って、なかなか星が見られませんね。天気もそうなのですが、今夜は満月です。晴れたとしても月の光が明るくて、暗い星が見えませんし、天の川は全く見えません。今週は星を見るには適さない週です。そんなときなので、今日は太陽の話です。

太陽の表面には、「黒点」と呼ばれる黒く見える所があります。理科の教科書に出てきます。その黒点ですが、周期的に多くなったり少なくなったりを繰り返します。周期というのは11年です。11年周期で、黒点の数が増えたり減ったりします。今は2014年のピークから、2020年の極小期に向かう途中です。今は中間ぐらいで、黒点は多くもなく少なくもなく、という時期のはずです。
ところが、ここ2年ぐらい、黒点がすごく少ないのです。

11年周期が崩れているのでしょうか?
黒点が少ないということは、どういうことなのでしょう?

黒点は、太陽活動が盛んなときに多くなって、弱まると少なくなります。・・・ということは、今は、太陽の活動が弱まっているわけです。弱まる時期ではないのに弱まっています。これは20年ぐらい前からの傾向です。



太陽活動が弱まるということは・・・
太陽から来る熱や光が、弱くなるということです。もしこの傾向が長く続けば、地球は寒冷化します。寒冷化ですよ!
今は、地球温暖化で大騒ぎしています。でも、地球上の人間の活動よりも、太陽から来るエネルギーの方が地球には影響が大きいのです。地球は、太陽のご機嫌次第で、氷河期になったり、暑くなったりします。

今、地球が温暖化しているのは事実かもしれません。そんな中で、アメリカのトランプ大統領は、地球温暖化はフェイクニュースだと言っています。
地球温暖化は嘘だと・・・
でもそれは、アメリカ国内の石炭産業などを守るための方便なのでしょう。多くの日本人は、その点については、トランプ大統領ってとんでもないやつだ! と思ってますよね。世界中で地球温暖化対策をしているのに、温暖化は嘘って、それはないですよね。
でも、もしこれから、太陽活動が弱い状態が長く続いて、地球の寒冷化が始まったら、トランプ大統領は、結果的に英雄になります。寒冷化する前に、地球を十分、温めておく必要があるのです。

そんなことってあるのでしょうか?

目先は、地球温暖化が問題ですが、もう少し長い目で見ると、寒冷化もあり得ない話ではありません。太陽黒点がこんなに少ないのは、異常なことなのです。
これからしばらく、太陽黒点に注目しないといけない時なのです。










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