夏のなごり


8月も最後の日曜日になりました。夏が終わってしまいます。でも、最近の日本は、9月までが夏ですね。ここ数年、9月も十分暑かったですね。8月が雨ばかりで涼しかったので、今年は、これから暑さがもう一度、来てもいいかもしれません。

これからの暑さがどうなるのかはわかりませんが、星空の方は確実に秋に向かっています。秋の星座が東の地平線から昇ってきています。夏の天の川の一番濃いところは、いて座のあたりですが、21時には南中を過ぎて西に傾きます。でも、真上にある、はくちょう座のあたりの天の川も十分濃く見えます。そのあたりは、まだしばらく見られます。

はくちょう座のあたりの天の川といえば、七夕の織り姫と彦星がいます。実は、旧暦の7月7日、本当の七夕は明日です。旧暦の7日には、必ず七日月が出ています。半月より少し三日月に近い形です。横にすると舟の形になります。七日月は23時過ぎには沈みます。月が出ている間は、空が明るくて天の川は見えませんが、月が沈んでしばらくすると見えてきます。
平日なので、お仕事がある人は難しいかもしれませんが、晴れたら星がきれいに見えるところへ、天の川と織り姫・彦星を見に行けるといいですね。

七夕の星と天の川


今週も後半になると、月が大きくなってしまうので、見に行くなら水曜日までです。栃木県内なら、奥日光や那須の山の上。できれば、福島県のだいくらスキー場やたかつえスキー場の近くに行くと、きれいな天の川が見られます。福島県でも、宇都宮から2時間で行けます。そのあたりまで行けば天の川がはっきり見えて、織り姫と彦星の間の天の川には、中州があることがわかります。

夏の天の川が西に傾いてきて、天の川を見られるのは今週が最後ぐらいです。その後だと、いて座の天の川までなんとか見られるのは、9月の中旬です。それが最後でしょう。この機会にちょっと遠出して、天の川と七夕の星を見てくるというのはいかがでしょうか。

西に傾いたいて座の天の川









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