海王星


今日は海王星の話です。
海王星は、太陽系で一番外側にある惑星です。英語で言うとネップチューン。海の王様だから、海王星なのです。
一番外側が海王星で、そのひとつ内側が天王星です。この2つはそっくりな惑星で、「天王星型惑星」と呼ばれています。その特徴というと...
直径は地球の4倍ぐらいで、惑星としては大きい方です。ただ、天体の大きさは、直径ではなくて質量で表す方が正しく表せます。海王星の質量は、地球の約17倍、天王星は15倍ぐらいで、地球よりずっと大きな惑星です。

地球と海王星の大きさ比べ


海王星は、中心に岩石の核があって、その周りに凍って固体になった水やメタン、アンモニアなどがあります。そしてその外側に、水素、ヘリウムなどでできた厚い大気があります。大気があっても、地球とは全く別の気体なのです。酸素はほとんどありません。ですから海王星に人は住めませんね。もっとも、それ以上に、表面温度が-200度以下ですから寒くてダメです。

海王星は大きいのですが、すごく遠くにあるので、暗くて肉眼では見えません。でも、双眼鏡なら見られます。今、どのあたりにあるかというと、みずがめ座の中です。夜22時頃、ほとんど真南にみずがめ座があります。iステラなどの天体アプリで、みずがめ座を画面中央に入れると星座絵が出ます。海王星は、水瓶を持った少年の右膝の上あたりにあります。そのあたりを双眼鏡で見てみると、海の色をした青い星、海王星が見つかると思います。今がちょうど、見つけやすい位置にあります。

海王星は天体望遠鏡で見ても、小さくしか見えません。でも、恒星は天体望遠鏡でどんなに高倍率で見ても、点にしか見えませんが、海王星は倍率を上げていくと、少しですが大きくなります。双眼鏡では、どれが海王星なのかわからなくても、天体望遠鏡で見ると大きさのある星として、区別することができます。









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