カシオペア座


9月も最後の日曜日になりました。来週は、もう10月です。平地でも、そろそろ秋らしさを感じる時期になってきましたね。
星空も、秋の星座が見頃になってきました。今夜、22時ぐらいには、秋の星座が全部見えます。

今日は、秋の代表的な星座の話です。いつもは、星座というと、南の空に見えるものを中心に紹介してきましたが、今日は北の空に見える星座の話です。
秋の北の空というと、思い当たる星座はありますか?

秋の北の空といえば、カシオペア座です。
その両側に、ケフェウス座とペルセウス座がありますが、なんといっても有名なのはカシオペアです。昔、勉強した理科の教科書にも出てきましたね。北極星をはさんで、北斗七星を含むおおぐま座とカシオペア座が、向かいあっています。春は、おおぐま座が北極星の上に見えて、秋はカシオペア座が上にあります。北斗七星とカシオペア座の間に北極星があるわけです。北斗七星とカシオペア座の両方が見えれば、その間に北極星があります。北極星は2等星で、特別明るい星ではありませんが、周りに明るい星がないのですぐ見つかります。

今夜の22時の北の空を見てみましょう。

9月24日 22時の北の空


北極星の右上にカシオペア座があります。カシオペア座は、この位置だと縦になっています。この後、北極星の上側に回っていきますが、北極星の上に行くと、「M」字型になります。カシオペア座は、北極星の上にあるときにはM」字型になって、下にあるときは「W」になります。でも、北極星の下にあるときは地平線に近くて、ほとんど見えません。ですから、カシオペア座が見えている時間の多くは、M字型に見えます。

形以外で、カシオペア座の特徴というと、何があるでしょう?

カシオペア座は、秋の天の川の真ん中にあります。ですから、カシオペア座付近には星がたくさんあります。双眼鏡で見ると、他の場所よりたくさんの星が見えます。肉眼では見えない名もない小さな星がいっぱいあって、そういうのを見ると、星空ってきれいだなぁ、と思えます。双眼鏡を持っている星空初心者は、まず、カシオペア座を見てください。











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