アルデバランと月


10月も2週目に入りました。秋ですね。
秋の星座も見頃で、22時ぐらいに見やすい位置にあります。ただ、週の前半は、そのくらいの時刻には、東の空に月が出ています。星座を見るなら週の後半の方がいいと思います。

12日木曜日、22時の南の空を見ると、みずがめ座、くじら座、うお座、ペガスス座など、よく聞く名前の星座があります。一方、東の空には、地平線からオリオン座が昇ってきています。この時期には、東から冬の星座が昇ってきています。
おうし座とその中に「すばる」もあります。すばるの下に、おうし座の一番明るい星、アルデバランがあります。そのアルデバランですが、9日の夜、月のすぐ近くに見えます。そしてその後、月がアルデバランに近づいていきます。日付が変わって、10日の3:30ごろ、月とアルデバランがほとんどくっつきます。
この日、栃木県では、アルデバランが月の南側ギリギリを通過します。東北と北海道では、アルデバランが月の裏側に隠される星食が起こります。アルデバランのような明るい星が、月に隠されるのはめずらしいことです。栃木県では、アルデバランが隠れないでギリギリ下側を通過しますが、それはそれで面白いと思います。



アルデバランと月が一番近づくのは、10日の3:30~35分ぐらいです。夜中の0時から3:30ぐらいまで、時々見ると、月がアルデバランに近づいていく様子が見られます。遅くまで起きているのが苦手な人は早めに寝て、夜中の3時頃起きてください。それから20分間隔ぐらいで見ると、月とくっついているアルデバランが、次第に西に離れていく様子が見られます。
月曜日の深夜から火曜日の明け方にかけて、アルデバランと月を見てみてください。











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