オリオン座流星群


今日は、オリオン座流星群の話です。
実は、流星群というのは1年間に20以上あります。たくさんあるのですが、何十年に1回しか見られないものや、毎年見られるけど、1時間に2・3個しか飛ばないものなども多いのです。そういうのを区別しないで、テレビのニュースなどで、「今夜は○○座流星群が見られます」と言っているのを聞くと、「どうせ飛ばないのになぁ~」と思ってしまいます。飛ばない流星群の方が多いのです。
毎年必ず、たくさんの流星が見られる流星群は、1年に2回しかありません。8月のペルセウス座流星群と12月のふたご座流星群です。1月のしぶんぎ座流星群もたくさん飛ぶのですが、年によって多い少ないがあります。ペルセウス座流星群とふたご座流星群は、月がない夜で星がきれいに見える場所ならば、ひとりで1時間に30個ぐらいの流星が見られます。それに次ぐクラスの流星群が、5月のみずがめ座流星群と、10月後半のオリオン座流星群です。

オリオン座流星群が今週見られます。今日あたりから見えますが、週の前半は1時間に3・4個でしょう。ピークになるのは21日土曜日の夜です。土曜日の夜ですから、たくさんの人が見られそうですね。その前後は月もないので、星がきれいに見えるところでは、1時間あたり10個ぐらい見えると思います。

10月21日 22時の東の空


流星を見るのは、オリオン座が東の空に昇ってからの方がいいので22時以降がいいでしょう。22時に、ちょうどオリオン座が昇ったところです。その北側にふたご座も昇っています。オリオン座流星群の放射点は、オリオン座とふたご座の間です。オリオン座の上の方から流星が飛び出してくるように見えるわけです。ですから22時だと、地平線から上の方向に流星が飛ぶことになります。下から上に飛ぶ流星が見えるわけです。
ただ、流星がたくさん見えるのは、オリオン座が南の方向にあるときなので、明け方近くの時間がいいでしょう。











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