11月になりました。秋も深まり、星がきれいに見える季節になりました。でも、栃木に住んでいる私たちはそうなのですが、日本海側の冬は毎日雪で、星が見える日はほとんどありません。冬に晴れるのは、関東平野のような太平洋側にある大きな平野だけです。そんな栃木県に住んでいる私たちは、星に関しては幸せですね。
ところで、今日の星の話ですが、「おうし座流星群」です。この流星群は出現数のピークらしいピークはなくて、今月下旬ぐらいまでずっと見られます。見られるのですが、1時間に数個しか飛ばないマイナーな流星群です。そんな飛ばない流星群の話をするのは理由があります。
この流星群は、流星の数は少ないのですが、火球の割合が多いのです。火球というのは特別明るい流星のことです。ペルセウス座流星群のように、たくさんの流星が見られる時でも、火球の割合は10個に1個ぐらいです。おうし座流星群は、3個に1個ぐらいは火球のような気がします。火球が多いということは、宇都宮市内でも流星が見えるということです。数は少ないですが、明るい流星が見られます。
それと、流星が飛び出してくるように見える「放射点」が、おうし座の中にふたつあります。下の図の通りです。
|