今日は12月24日、クリスマスイブです。日曜日のイブですから、街は賑やかになりそうですね。
今回は天体の話ではなくて、クリスマスツリーの話です。ツリーのてっぺんに星が付いてますよね。あの星って、何なのか知ってますか?
あの星には「ベツレヘムの星」という名前が付いていて、キリストの誕生にかかわる星です。新約聖書にある話を要約すると以下の通りです。
キリストがベツレヘムに誕生した直後、東の国で誰も見たことがない星が、西の空に現れました。東の国に住む3人の博士は、その星の出現により、ユダヤ人の王が生まれた事を知りました。そして、その星に向かって旅に出ました。途中でユダヤのヘロデ王に会った3博士は、「ユダヤ人たちの王はどこに生まれたのでしょうか?」と尋ねました。ヘロデは、自分にとって代わる王がいるのかと驚き、不安を覚え、3博士にその居所がわかったら教えるように命じました。
博士たちは星に導かれてベツレヘムへの道を進みました。星が止まった真下に、母マリアに抱かれたイエスを見つけました。しかし、夢でのお告げにより、そのことをヘロデ王には知らせないまま帰国しました。
後にヘロデは、自分の王座をおびやかす者を排除しようと、ベツレヘムとその周辺の2歳以下の男児を皆殺しにしました。しかし、主の天使が夢でヨセフに現れ、この災厄を事前に知りました。幼な子イエスとその母をつれてエジプトへ脱出して助かりました。
このベツレヘムの上に現れた星を、クリスマスツリーのてっぺんに飾っているそうです。
その星って、本当にあったのでしょうか?
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