来年の天文現象


12月31日、大晦日です。今年も終わりですね。今年の星の話は、大きな話題になる天文現象が少なくて、季節の星座の話が多かったですね。
明日から新しい年になります。来年の大きな天文現象は何があるでしょう?

来年は、月食と、火星と、ペルセウス座流星群です。

来年は、1ヶ月後に見られます。1月31日が皆既月食で、日本全国で月食の全過程を見られます。月食開始が20時48分、皆既になるのが21時52分、月食終了は24時12分、ということで、多くの人が見られる時間帯です。1月末なら晴れる可能性が高そうです。

そして、その半年後の7月28日にも皆既月食があります。
皆既月食が2回もあります。ただ7月は、日本では前の半分だけしか見られません。月食開始は、明け方の3時25分、皆既食になるのは4時30分です。5時には夜が明けて月が沈んでしまうので、皆既月食のまま沈みます。

来年は、火星が地球の近くに来ます。7月31日、火星が地球に大接近します。
火星は2年2ヶ月ごとに地球に近づきますが、夏に接近するときは「大接近」で、火星が特に大きく見えます。火星の大接近は15年に1回です。この日を中心に前後1ヶ月ぐらいは、十分に大きな火星を観察できます。

そして、ペルセウス座流星群です。
8月13日がペルセウス座流星群のピークになります。ペルセウス座流星群は、毎年、たくさんの流星を見られますが、夜空に月が出ていると暗い流星が見えなくなってしまいます。来年は全く月明かりがない好条件です。8月13日の明け方になりますが、たくさんの流星が見られそうです。


冬の星座を広角レンズで写しました
オリオン座、おうし座、ふたご座、ぎょしゃ座など、冬の主な星座が写っています。探してみてください
斜めにうっすら光っているのは冬の天の川



それ以外にも、事前には予想できない大きな天文現象が起こるといいですね。
たとえば、どんな可能性があるのでしょう?

肉眼で見える大彗星が来るとか。
映画の「君の名は。」がヒットしました。あれに出てくるような、大きなほうき星が来るといいですね。でも、地球に衝突するのはよしてほしいです。
他には、ベテルギウスの超新星爆発とか。

来年は、予想できている天文現象、予想外の天文現象、いろいろあるといいですね。

では、みなさま、良いお年を!










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