今年最初の星の話です。今年の天文トピックは、月食と火星とペルセウス座流星群です。
今月末の31日の夜、条件のいい皆既月食が見られます。詳しい話は、今回ではなく、今月後半にアップします。
火星は、子供たちが夏休みの頃、7月・8月に地球に大接近します。「大接近」というのは、火星は2年2ヶ月ごとに地球に近づきますが、何月頃近づくかによって、地球と火星の距離がかなり違います。夏に来るときが「大接近」で、火星が特に大きく見えます。
ペルセウス座流星群も夏です。毎年お盆の頃、たくさんの流れ星が飛びます。でも、夜空に月があると、暗い流星が消されてしまって見えなくなります。今年は月が無くて、最高の条件で流星を見られます。
ところで、今週の星空の見所は「ミラ」です。夕方、暗くなってから、南西の空に「くじら座」が見えます。クジラの心臓の位置に「ミラ」という星があります。この星は代表的な変光星で、明るさが大きく変わります。どのくらい変わるかというと、1年弱の周期で、最大、2等星から10等星まで変わります。
そのミラが今月中旬、一番明るくなります。
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