北極星の東側、北東の空に北斗七星があって、縦になってます。それが、もうすぐ春になりますよ、という目印です。今はまだ冬で寒いですが、北斗七星が立って昇ってくるのを見ると、星好きの人たちは「もうすぐ春だなぁ」と思います。オリオン座が見えてくると、「冬だなぁ」と思うのと同じですね。
北斗七星がどのあたりに見えるかを覚えてもらったら、北斗七星自体をよく見てみましょう。
七つの星が、ひしゃくの形に並んでいますね。子供たちにひしゃくと言っても、わからないでしょうか? もう少し現代風なたとえは、何かないですかねぇ。いずれにしても、その柄の先から2番目の星。今の位置だと、下から2番目の星。ミザールという名前です。その星をよく見ると、2個ありますね。(下の図参照)
ミザールは2等星ですが、すぐそばにもう1個、4等星があります。視力が良ければ、肉眼で見ても2個に見えます。ミザールは昔から、目が良いか悪いかの判定に使われてきました。
みなさんも、北斗七星の下から2番目の星が2個に見えるかどうか、確かめてみてください。
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