しし座


2月最後の日曜日。今週後半から3月です。いよいよ春ですね。寒い季節とはお別れ。星空も春の星座が昇ってきました。

春の星座の代表というと、何座でしょう?

しし座でしょうね。
しし座は明るい星が多くて、見つけやすいし、ライオンの形がわかりやすいです。今夜22時頃は、南東の空にあります。南の空に向かって昇っていく途中なので、斜め上に向かって、駆け上がっていくような形です。ライオンが前足を折りたたんで、後ろ足で地面を蹴って、獲物に襲いかかろうとしている姿なので、このくらいの角度の方がそれらしく見えます。
しし座は見つけやすい星座ですが、しし座の上に「こじし座」という星座もあります。
しし座の上で、おおぐま座の足元にあります。こちらは暗い星ばかりで見つけにくいですが、親子のライオンを探してみてください。



春の星空は明るい星が少なくて、たくさんの1等星がある冬と較べると、寂しい感じがします。しし座のレグルスは、数少ない春の1等星のひとつです。
これ以外には、おとめ座のスピカ、うしかい座のアークトゥルスが春の夜空の明るい星です。上の写真に名前が入っていませんが、しし座のしっぽの星は「デネボラ」という名前の2等星です。アークトゥルス、スピカ、デネボラを結んで、「春の大三角」と呼んでいます。「冬の大三角」や「夏の大三角」と較べると、地味な存在です。










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