春の星座

３月も下旬になって、春を満喫できる時期になりました。夜、星を見るにも、冬の寒かった頃に較べるとずいぶん楽になりました。 星空の方も、すっかり春の星座になりました。 春の星座というと、なんとなく、暖かい響きがありますね。では、どんな星座が見られるか、22時の南の空を見てみましょう。 今夜は月が出ているので、暗い星が見えません。ふたご座に半月があります。明日以降、月が春の星座の方に移動していくし、大きくなっていきます。ですから今週は、星座を見るには条件が良くありません。 しし座は明るい星が多いので、月があっても見えそうです。春の星座の中では、しし座が一番見つけやすいので、そこから始めるのがいいでしょう。この時刻には、ちょうど南中してます。南を向いて上を見上げると、見やすいところにしし座があります。天体アプリを表示したスマホの画面と見比べながら、星をつないでいくと、ライオンの姿が浮かび上がります。 前足を折りたたんで、後ろ足で地面を蹴って、獲物に襲いかかる姿です。しし座が見つかったら、そこからその周りの星座を探しましょう。 。

しし座の下に、うみへび座があります。 以前にも紹介しましたが、ものすごく長い星座です。あまり明るい星はないですが、全天で一番大きくて、一番長い星座です。かに座の下にうみへびの頭があって、胴体はしし座の下を通って、おとめ座の下を通って、てんびん座の横に尻尾の先があります。うみへびの尻尾が昇ってくる頃には、頭は西に傾いています。

そのうみへび座の上で、しし座の東に、おとめ座があります。おとめ座も春の代表的な星座で、スピカという明るい星があります。おとめ座は９月生まれの人の星座です。自分の星座は、誕生日の半年から５ヶ月前ぐらいが一番見やすい位置にあります。 おとめ座の上には、うしかい座があります。その中にある一番明るい星がアークトゥルスです。春の星座の中では一番明るい星です。 今週は月があって暗い星が見えませんが、明るい星をたどって、春の星座を探してみてください。