今日の話題は木星です。
4月1日の回でも書きましたが、木星が見やすい位置やってきて、木星観測シーズンに入りました。観測シーズンということは、逆に言えば、観測ができない時期もあるわけです。
地球から見て、木星が太陽の向こう側に行ってしまうと見えなくなります。ちょうど向こう側ではなくても、その前後は、太陽に近い位置にあるわけですから、夕方や明け方、地平線から低い位置にしか見えません。太陽に近いところにあるときは、見つけにくいわけです。
どの天体でも同じですが、地平線から低いところにあると、天体から来る光が厚い空気の層を通過してきます。空気は常に激しく動いているので、天体望遠鏡で見ても、ゆらゆら揺れてボケた像にしか見えません。
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