春の北の空


先週は、ゴールデンウイークが終わって、お仕事モードに戻った週でした。今年のGWは月が大きくて、星を見るには不向きでした。今週は月が細くなってきて、火曜日が新月です。五月晴れの時期でもあり、今週は満天の星空を見られそうです。天気がどうなるかはわかりませんが、晴れたら、日光とか那須方面に星を見に出かけるのもいいと思います。

今週の星空の見所というと・・・
春の星座が見頃です。その話はこれまでにもしているので、今回は北の空です。

今夜21時頃、北極星の上に北斗七星があります。下の図の通りです。

5月13日 21時の北の空


カシオペア座は北の地平線の上、ギリギリにあります。ですから、北の方に大きな街がなくて北の地平線まで見えるところでないと、見つけられないと思います。栃木県内で、こういう条件に当てはまる場所は少ないです。でも、あえてカシオペア座を見つける必要はありません。
北斗七星とカシオペア座の両方が見えれば、その中間に北極星があります。北極星を見つけたいときには、両方見えていると便利だというだけです。

北極星は特別明るい星ではありません。2等星です。明るいと言えば明るい方ですが、特に目立つ明るさではありません。でも、北極星の周りには明るい星がありません。北斗七星の下にぽつんと1つだけ見える星が北極星です。

北極星は、こぐま座に含まれる星です。こぐま座の周りに、「りゅう座」という星座があります。これも今、見つけやすい位置にあります。
iステラなどのスマホ用天体アプリで、りゅう座を中央に持っていくと星座の絵が出ます。こぐま座の上に龍のしっぽがあって、こぐま座の周りをくねっとまわって、東側に頭があります。明るい星はありませんが、星座の星がくねくねしながら、1本の線でつながるように並んでいます。iステラの画面で龍の形をよく確認してから空を見ると、りゅう座の星を線で結べると思います。
あまりなじみのない星座なので、この機会に探してみてください。










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