月と金星

関東地方も梅雨に入りました。これから天気の悪い日が多くなりますね。今週は14日(木)が新月です。晴れればですが、きれいな星空が見られるはずです。

晴れたときの星空の見所は、16日土曜日、日没後の西の空で、金星と細い月が並んで見えます。今は夏至の日が間もなくですから、日没時刻が遅いです。今日の日没は、ちょうど19時になります。夜7時まで太陽が出ているわけです。でも、月も金星も明るいですから、日没後、30分過ぎれば見えます。夕方、7時半の西の空です。
見えるのは16日だけで、この日が曇ってしまうとダメです。翌日17日には、月が上の方に離れてしまいます。でも、西の空に月と金星が見えるという点では、17日も見られます。

16日19時半の西の空が下の図です。




この時刻は、まだ夕焼けが明るいですが、夕焼けの中に細い月と金星が見えます。月の上に金星。少し離れたところに水星もありますが、肉眼で見つけるのは難しいでしょう。細い月は、「地球照」で、光っていない側もうっすら見えています。

地球照というのは、何ですか?

この日に月面に立って地球を見られたら、まん丸に近い大きくて明るい地球が見えます。その明るい地球が、月の夜の地面を照らしています。夜の地面は十分に明るくて、懐中電灯がなくても歩き回れます。月の夜の部分というのは、月面の光っていないところです。そこが地球の光によって照らされて、うっすら光って見えるのです。

晴れたらぜひ見たいですね。目で見て、写真に撮ってもきれいだと思います。スマホのカメラでも撮れます。ズームレンズを最大ぐらいまで拡大して写すといいと思います。
夕焼けの中の月と金星、楽しみですね。










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