黄道十二星座4つ

今年は早々に梅雨明けてしまって、夏が長いですね。やっとお盆が過ぎましたが、まだまだ夏が続きます。

そんな真夏の今週、星空の見所は?

まず、今夜の月は月齢8で半月です。月が出ている間は、暗い星が月の光で消されてしまって、星座や暗い天体を見るのには適しません。
月は、今日の場合、夜中の0時頃に沈みます。明日以降、月没時刻はだんだん遅くなりますが、月が沈んだ後なら、星座を見つけたり、双眼鏡や天体望遠鏡で暗い天体の観察ができます。そこで、今日はこの時期の夜中に見える星座の話をします。

8月の夜中だと、秋の星座が見えてきます。0時頃には夏の大三角をはじめ、夏の星座は西に傾いて沈んでいきます。それらに代わって、夜空には秋の星座が広がります。
下の図は、今夜0時の南東方向を中心にした星空です。

8月19日 0時 南東の空


こうしてみると、秋の星座には、明るい星が少ないですね。そのため、暗い星で構成される星座が多くて、見つけるのが難しいものもあります。

代表的な秋の星座というと、どのあたりでしょう?

代表的かどうかは別として、みなさんが名前をよく知っている星座があります。    やぎ座、みずがめ座、うお座、おひつじ座。
どれも黄道12星座で、誕生日の星座になっています。この4つの中に自分の星座がある人は、それらは秋に見えます。夏でも、夜半過ぎになれば見えます。

まず西から、やぎ座があります。いて座の隣で、夏の濃い天の川の東側です。この星座を線で結んでも、ヤギの形には見えないと思います。夜空に、笑っている大きな口があるように見えます。

やぎ座の東側はみずがめ座です。みずがめ座は大きな星座で、その下にある「みなみのうお座」とセットです。水がめからこぼれた水が、みなみのうお座の魚の口に入っています。iステラ等のアプリで星座の絵を見ると、それがわかります。
みなみのうお座には、フォーマルハウトという1等星があります。南の空の低いところにある明るい星です。

みずがめ座の東側はうお座です。うお座も大きな星座ですが、明るい星がひとつもありません。ですから、うお座を見つけるのはなかなか難しいです。ペガスス座の四辺形を基準にして、その南側と東側を探してください。

うお座の東におひつじ座があります。おひつじ座は星の数が少なくて小さいですが、比較的明るい星で構成されているので、見つけやすいと思います。

これら4つの星座の中に自分の星座がある人は、この時期の夜中に探してみてください。











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