天王星・海王星



今回は、地球と同じように太陽系の惑星ですが、一般の人にはあまりなじみのない惑星の話です。
なじみのない惑星・・・  太陽系の外側の方にある惑星です。地球から遠く離れたところにあるので、暗くて肉眼では見えない惑星。冥王星は惑星じゃないので、天王星と海王星です。天王星の明るさは6等星で、天の川がきれいに見えるところならば、肉眼でギリギリ見えます。海王星は8等星で、肉眼では全く無理、双眼鏡でやっと見える明るさです。でも、双眼鏡で見ても、暗い星がたくさん見えるので、どれが天王星なのか海王星なのか、わかりません。双眼鏡で見て、天王星や海王星を探し出すのはかなり難しいです。

11月25日 21時の南西の空 ( i ステラ画面 )
みずがめ座の中に海王星がいる


見つけたいときは、iステラよりも、もっと暗い星まで表示できる天体アプリを使います。
iPhoneやiPad用アプリなら、Sky Safari proというものがあります。これなら、双眼鏡でも見えない暗い星まで表示できます。そういうアプリで天王星や海王星付近を表示して、実際に双眼鏡などで見て、見えている星と対応させて探します。
一般の人には、ちょっと無理そうですね。
でも今は、天体望遠鏡も進化しています。自動導入赤道儀とか、自動導入経緯台というのがあります。

どういうものですか?


自動導入自動ガイド経緯台 ( iOptron AZmountPro )


天体望遠鏡は、レンズや反射鏡が付いた筒の部分と筒を支える架台部分、そして脚の3つに分けられます。その中で、真ん中の架台は、赤道儀と経緯台というのがあります。それらの詳しい説明は、また後日にしますが、どちらにしても、架台に電子回路が組み込まれた賢いものがあります。テレビのリモコンに、液晶が付いたみたいなコントローラーを操作して、「天王星」と指定すれば、望遠鏡が自動で天王星の方を向いてくれます。
でも、そんな賢い望遠鏡は値段が高そうですね。
確かに、高いと言えば高いです。私が星に興味を持った頃、今から40年ぐらい前には、そんな望遠鏡は1億円以上しました。でも今は、最安で、10万円ぐらいで買えます。1億円に較べれば10万円は安いですね。でも、一般の人は、10万円の天体望遠鏡は、なかなか買えないかもしれませんね。個人で買うのは難しいですが、学校とか宿泊研修施設がありますよね。そういうところで、備品として用意してもらえば、簡単な操作でみんなで見ることが出来ます。
そういう天体望遠鏡があるということを知っていれば、お金が出来たときに買えますね。











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