部分日食



あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

さて、新年最初の星のお話になりますが、今日の話題は日食です。今日、ベリークラシック・コズミックジャーニーの放送が終わった後、日食が見られます。日食と言っても、部分日食で、太陽が全部隠れるわけではありません。

どのくらい隠れるのですか?

日本国内でも場所によって違いますが、栃木県の場合、太陽の直径の45%ぐらいが隠れます。北に行くほど欠け具合が大きくなって、札幌では54%が隠されます。

2012年 金環日食時の写真


栃木県で日食が始まるのは8:45頃からです。そして10時頃、最大まで欠けて、11時半過ぎに終わります。全行程が3時間弱です。もちろん、その間、ずっと見ていてもいいですが、20分から30分に1回程度、外に出て見てみるといいと思います。太陽ですから、直接肉眼で見るのは良くないです。

どうやって見たらいいでしょう?

この番組が始まった2012年に、栃木県でも金環日食が見られました。天気に恵まれて、金環日食を見られた人が多かったと思います。その頃、日食を見るための「日食グラス」という眼鏡のようなものが、コンビニなどでも販売されました。その時、日食グラスを買った人は、まだ持っているでしょうか?
それを通して見るのが一番いいです。買った記憶がある人は探してみてください。

無い人はどうしたらしいでしょう?

一番良いのは、太陽専用望遠鏡か、専門家が太陽を見ていいようにセットしてくれた天体望遠鏡で見せてもらうことです。でも、それなりのところに行かなければなりません。
おじさん・おばさんたちは、昔、色の付いたプラスチックの下敷きを通して、太陽を見たことがあると思います。昔は平気でそんなことをしていましたが、それはダメです。色つきプラスチックを通すと、確かに太陽の光は弱くなりますが、目にとって有害な赤外線は、あまり減光されること無く通過してしまいます。目を痛める可能性があるわけです。日食を見るための専用眼鏡が無い人は、直接、太陽を見てはいけません。
見るための方法としては、A4程度の大きさの厚紙を用意して、その中央に直径2・3mmの穴を空けます。それを太陽の方に向けて、穴を通過した光を白い紙に映します。そうすると、欠けた太陽が見えます。そんな風にして、間接的に太陽を見るのがいいでしょう。











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