みずがめ座流星群



長いゴールデンウイークも間もなく終わりですね。今年のGWは星を見るのにちょうど良くて、今日が新月です。

連休の最後は、星を見に行くのもいいですね。夜中の0時ぐらいまでは春の星座が見えます。夜半過ぎには、夏の星座や天の川が昇ってきます。もう、夏の天の川が昇ってくる季節になりました。それらの星座以外にも、夜明け前には、流星が見られます。

5月6日 AM 3:00 の星空

みずがめ座流星群が、明日、極大になります。
夜中の2時ぐらいに、東の地平線からみずがめ座が昇ってきます。水が入っている瓶のあたり、通称「三ツ矢サイダーマーク」と言われているあたりから、流星が飛び出してくるように見えます。そこを放射点と呼びます。でも、みずがめ座にある放射点から流星が光り始める・・・という意味ではありません。流星は、放射点から離れたところで光りますが、流星の経路を逆に延長すると、放射点のあたりに集まる、という意味になります。

どのあたりを見ていると、流星が見えそうですか?

普通の流星群の場合は、天頂を見ているのが一番良いですが、この流星群の場合は、南から東の空を見ているのがいいと思います。わし座や、はくちょう座のあたりです。そのあたりを見ているのがいいのは、放射点が東の地平線近くにあるので、そこから流星が飛び出すと、下から上に流星が飛ぶことになります。この場合、天頂と放射点の間に流星が飛ぶ確率が高いです。

1時間に何個ぐらい見えそうですか?

多くても、1時間に10個ぐらいで、あまり多くはないです。夏のペルセウス座流星群や、冬のふたご座流星群のようには飛びません。
放射点が低いのが、良くないんです。

低いとダメなんですか?

流星は、放射点から360度、どの方向にも飛びます。
たとえば、放射点が地平線上にあると、流星の半分は、地面の下に飛んでしまって見えません。南半球に行くと放射点が高くなるので、たくさんの流星が見られます。ゴールデンウイーク前にそんな話をしました。

明日の明け方近くには、夏の星座や天の川、その上、流星も見られるということです。連休の最後は、星を見に出かけてみるというのは、いかがでしょうか。











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