南の空に、しし座やおとめ座があります。それらは有名な星座ですが、その下を見てください。うみへび座がありますね。
うみへび座というのは、ものすごく長い星座です。星座の中で一番長くて、面積も一番広い星座です。今なら、そのうみへび座の全景が、20時から22時ぐらいに見られます。うみへび座は大きいのですが、大部分が暗い星です。月が出ていると暗い星が見えません。うみへび座を探すのは、月がいなくなる今月下旬がいいでしょう。
うみへびの頭のところが見つけやすいです。まず、かに座を見つけます。スマホのiステラやスマートステラを片手に、しし座の西側を探すと、暗い星ばかりですが、かに座があります。かに座の下に、うみへびの頭があります。暗い星まで見えれば、口をあいたヘビの横顔が見つけられます。そこから東に向かって、スマホ画面と見比べながら星をたどっていくと、長い長いうみへび座の全景がわかります。
夜空の中で、一番長くて大きな星座ですから、ぜひ、頭からしっぽの先まで、星を繋いでみてください。
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