夏至



昨日、6月22日が夏至でした。1年中で一番昼の長さが長い日です。・・・ということは、夜が一番短い日です。星を見られる時間が短いわけです。今日6月23日の日の出は4時半頃、日の入りは19時頃です。肉眼で見える一番暗い星が見えるのは、日の出の約2時間前まで、日の入りの2時間後からになります。ですから、星を見られるのは21時から2時半まで。そうすると、5時間半しかありません。この時期は晴れませんから、あまり気にしないかもしれませんが、冬至の日には11時間、星を見られますからその半分です。そう思うと、夏の夜は短いですね。


6月23日 4時23分 の東の空
( 時刻は宇都宮市の場合 )
6月23日 19時2分 の西の空


この時期は、北極圏では白夜になります。太陽が一日中沈まないので、星を見ることは全くできません。それはそれで、そんな景色も見てみたいですが、5時間でも星が見られれば、良しとするしかないですね。
南半球は反対ですから、今は夜が長いわけです。でも、季節は冬の初め、厚着しないと外には出られません。旅行に行くには荷物が増えます。
今の南半球は、19時には暗い星まで見えるようになっています。19時に南十字座がほぼ南中しています。時間が過ぎるにつれて西に傾いていきますので、23時ぐらいまでに見た方がいいでしょう。南十字の西側に、南十字と間違えやすい「ニセ十字」があります。南十字座は意外と小さい星座で、一回り大きい「ニセ十字」の方を本物と間違えやすいのです。


シドニー 19時の星空









戻 る