ペルセウス座流星群



8月になりました。夏本番です。暑い季節になりました。8月と言えばペルセウス座流星群です。今週はその話をします。

毎年8月13日前後に、ペルセウス座流星群が見られます。月が出ていなくて透明度が高い夜空なら、ピーク時には1時間に30個以上の流星を見られます。ちょうどお盆休みの期間で、見られる人が多いと思います。ただ、年によって月の大きさが違います。月がなければ、たくさんの流星が見られますが、満月に近い大きな月が出ていると空が明るくて、特別明るい流星だけしか見えません。

今年の月齢はどうでしょう?

今年のペルセウス座流星群のピークは、8月13日(水)になりますが、この日は月齢12で、満月に近い大きな月が出ています。今年は、条件としては、かなり悪いです。今年はハズレです。
流星出現のピークとなる8月13日前後はダメですが、ペルセウス座流星群は、数は少ないですが、今週あたりから飛び始めます。また、今週7日は、旧暦の七夕です。旧暦7日ですから、月齢7の月が出ています。そしてこの月は、23時には沈にます。7日の夜、23時以降に、織り姫と彦星を見ながら、流星を見るのがいです。7日の23時ならば、織り姫・彦星を含めた、夏の大三角が天頂付近に見えます。足を北に向けて寝転んで、夏の大三角から、その東側のペガスス座のあたりを見ているといいと思います。




水曜日の夜ですから、平日お仕事の人は難しいですね。

その場合は、金曜・土曜の夜でも大丈夫です。9日金曜日の夜は、0時過ぎに月が沈みます。土曜日の夜は、日付が変わって1時には沈んでいます。月が沈んでから、薄明が始まるまで星を見られます。週末ならピークの13日に近いですから、よりたくさんの流星が見られます。

夜中に起きていても大丈夫な人は、7日から10日までの、晴れた日の遅い時間に、夜空を見ればいいわけです。週末がお休みの人は、次の金曜日か土曜日に晴れたら、夜中に星がきれいに見えるところに出かけてみるといいと思います。

明け方の薄明が始まるのは、何時頃ですか?

3時ちょっと過ぎです。今は3時には、明るくなり始めます。それでも、夜中の1時から3時までの2時間、星を見られます。水曜日の夜なら、23時から3時までの4時間、見られます。たいてい2時間、星空を眺めていると眠くなりますから、2時間見れば十分だと思います。

今年のペルセウス座流星群、ピークの13日は月の条件が悪いです。ちょっと早めの今週後半、七夕の星と流れ星を見に出かけてみてはいかがでしょうか。











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