夏の終わり



8月最後の日曜日になりました。子供たちの夏休みも、間もなく終わりですね。
新学期がいつから始まるかは、市町村によって違うようですが、今週30日(金)が新月で、夏休みの最後に星を見に行くには最適な1週間です。9月1日は日曜日ですから、9月2日から新学期という所も多いと思います。今週末、星を見に行くのもいいですね。

夏の終わりですから、夏の星座が、天頂付近から西側に見えています。
下の図が今夜21時の南の空です。

 8月25日 午後9時の南の空


南にいて座やわし座があります。その辺りが「夏の星座」の最後の方で、そこから東は「秋の星座」になります。子午線の西側が夏で、東側が秋になるわけです。だいたいそんな所で夏と秋が分かれます。有名な夏の大三角の3つの星は、まだ天頂付近にあります。
真上を見上げると、明るい星が3つあります。デネブ、ベガ、アルタイルです。そのうちのベガとアルタイルは、七夕の織り姫と彦星で、天の川の両側にいます。デネブは天の川の真ん中にあります。
でも、街の中では、天の川は見えませんよね。それでも、その辺りの天の川は、比較的明るくて、天頂付近は街の光やモヤなどの影響を受けにくいので、さほど山奥に行かなくても見られます。天気のいい夜に、宇都宮市の外れの方に行けば、うっすら、見えると思います。

宇都宮市の外れというと、どのあたりまで行けばいいですか?

北か西がいいと思います。北ならば篠井小学校の方とか、西ならば城山西小学校の方とか。他の街でも、市の中心から20kmぐらい離れればいいと思います。そのくらいなら、「ちょっと行ってくる」という感じで出かけられますね。できるだけ標高が高くて、街灯などの光が見えないところがいいです。

東の空を見ると、ペガスス座やアンドロメダ座があります。代表的な秋の星座です。


 8月25日 午後9時の東の空 


夏の星座と秋の星座が両方見られるというのは、星を見に行く時期としては、今がいいのかもしれません。本来は、見たい星座が南や天頂付近にあるときが一番いいですが、立ったまま真上を見るのはつらいです。今は、立ったままで、ぐるっと一回りすると主な星座が全部見られます。
そんな、夏の最後の1週間、星を見に出かけてみてはいかがでしょうか。










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