冬の星座



12月になりました。冬が来ました。寒くなりますが、星がきれいに見える季節でもあります。
今年は夏も秋もずっと天気が悪くて、あまり星空が見られませんでした。今年だけではなくて、ここ数年、夏から秋は天気が悪いことが多いです。でも不思議なことに、満月の時だけは良く晴れます。夏から秋にかけて満月だけを何回か見た人は、夏の満月は夜空の低いところにあって、秋になると、だんだん高くなることがわかったと思います。冬の満月はもっと高いところに行き、今月、12月に見える満月が一番高いところを通ります。夜中に真上に近い、高いところに見えます。冬の満月は、上から地面を照らすので明るく感じます。

でも、満月より冬の星座が見たいですね。冬の星座は、明るい1等星がたくさんあって華やかです。今夜は三日月をちょっと過ぎた月が西の空にありますが、21時には沈みます。それ以降の時刻なら、冬の星座が見られます。季節としては今日からが冬で、21時ぐらいだと、冬の星座はまだ東の空にあります。
下の図が今夜21時の星空です。

12月1日 21時の東の空 


おうし座もオリオン座も東の空です。今はこんな感じですが、2月になると、同じ21時でもオリオン座が南の空に見えます。
シリウスとプロキオンが昇ってきていますね。オリオン座のベテルギウスとシリウス、プロキオンを結ぶと、ほぼ正三角形になります。冬の大三角です。これが東の空から昇ってくると、冬が来たなぁ、という感じがします。
今週は、月が次第に大きくなっていきます。今夜は月齢5で、三日月と半月の間ぐらい。水曜日が半月になります。そのため、星を見るのは、週の前半の少し遅い時刻がいいです。半月なら0時には沈むので、それ以降は月の光に邪魔されずに星を見られます。遅い時刻になれば、冬の星座も南の空にきます。
寒い季節になりましたから、厚着をして星を見てみましょう。










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