スーパームーン



4月になりました。新年度ですね。今年の年度末は、新型コロナウイルス騒ぎでたいへんです。そんな中でも、年度の変わり目は、毎年やることが集中して来るし。

さて、今週はきれいな星空が見られそうですか?

今週は、8日水曜日が満月です。満天の星空は見られません。でも、今回の満月はスーパームーンです。先月の満月の頃にも、そんな話をしました。先月の満月も十分大きかったのですが、今回が今年一番大きい満月になります。
ちょうど満月になる時刻や、最も地球に近づく時刻にも、注意が必要です。今回、ちょうど満月になるのは 11:35 で昼間です。ちょうどまん丸のお月様は見られません。でも、肉眼で月を見たときは、12時間程度の差なら、まん丸に見えます。ですから、水曜日の明け方か夕方の月も、肉眼ではまん丸に見えます。



今回、月が最も地球に近づくのは、8日の 3:09になります。最接近とぴったり満月の時間差が7時間半です。・・・ということは、8日の明け方に見える月が、スーパームーンということになります。今年一番大きくて、一番丸に近い月は、8日の明け方3時から4時頃です。明け方に早起きできない人は、前日、7日の夜に見える月が、今年一番大きな満月になります。日付としては、8日がスーパームーンですが、8日の夜よりも、前日の7日夜の方が、より大きいわけです。1日は24時間ありますが、その中のどの時点で満月になるか、どの時点で月が一番近づくか、そして、どの時点の月を見られるか、色々な条件があるので、必ずしも、スーパームーンと言われる日に見る月が、一番大きいとは限りません。今回はそのあたりが微妙なんです。
でも、いずれにしても、肉眼で見る限り、微妙な差はわかりませんから、7日か8日に見る月が、今年一番大きい満月になります。

満月は天体望遠鏡で見ると、きれいに見えますか?

満月は、天体望遠鏡で見ても、全然面白くありません。月にはクレーターと呼ばれる、丸い穴がたくさんあります。それが「丸い穴」として見えるのは、太陽の光が斜めからさして、クレーターに影が出来るからです。ところが満月の時には、クレーターに対して、太陽の光が正面から当たっているので影が出来ません。影のないクレーターはほとんど見えません。特別大きなクレーターなら、満月でも見えますが、小さなクレーターは全然見えません。それと...満月を望遠鏡で見ると、明るすぎて、すごくまぶしいです。

満月は肉眼で見て楽しむのがいいわけですね。8日の満月が大きく見えるかどうか、みなさんも是非見てみてください。。










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