明け方の星空



5月3日、ゴールデンウイーク真っ最中の日曜日です。新型コロナウイルス騒ぎが収まらない中、今年のGWはリスナーのみなさんも、いつもの年と違う過ごし方かもしれませんね。どこかにお出かけの人もいるでしょうが、自宅でのんびり過ごしている人が多いと思います。

今日、自宅で星空を楽しみたい人は、なにか見られますか?

今日は、月齢10の大きな月が出ていて、明日の明け方、3時に沈みます。ほぼ、それと同時に明るくなり始めます。月が明るくて、星空も見られません。でも、2:50~3:10ぐらいの20分間だけなら星空を見られます。その20分でいろいろな天体が見られます。
下の図は明日の明け方、3時の南の星空です。

5月4日 AM3時の南の空


さそり座といて座、夏の天の川があります。その他の夏の星座も、一番見やすいところにあります。地上の光が少ないところなら、天の川も見えます。
次に、南東の空を見てください。

5月4日 AM3時の東の空


木星と土星があって、ちょっと離れたところに火星もあります。やぎ座のあたりに明るい3つの惑星が集まっています。上から、といいますか、西から、木星、土星、火星です。
そして、やぎ座の東側には、みずがめ座が東の地平線から昇ってきています。みずがめ座流星群というのがあって、6日が極大です。夏の大三角のあたりを見ていると、流れ星が見られるかもしれません。東の空のちょっと高いところに、明るい星が3つあって、デネブ、アルタイル、ベガですね。そこが夏の大三角になります。みずがめ座流星群の放射点は、夏の大三角のまっすぐ下、地平線近くなので、下から上に飛ぶ流星を見られるかもしれません。
流れ星というのは、上から下に落ちてくるというイメージですけど、下から上に飛ぶ流れ星というのもあります。そういう流れ星が見られると、「こんなのがあるんだ!」って、記憶に残ると思います。

明日や明後日の明け方は早起きして、短い時間ですが星空を見てみるといいです。









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