流星



7月も最後の日曜日になりました。今年は梅雨がなかなか明けませんが、夏本番が近づいてきました。これから一番暑い季節になりますが、今年は新型コロナで、いろいろ、いつもと違う夏になってしまいそうです。
7月下旬ですが、学校はまだ夏休みになっていないのですよね。8月1日からとか、もっと遅いところもあるようです。人間の世界はそんな感じで、世界中が右往左往ですが、星はいつもと変わらない夏の星座が見えています。

夏と言えば・・・  流れ星が多い季節です。いくつかの流星群が次々にやってきて、活動時期が重なるものもあります。

どんな流星群がありますか?

まず今は、みずがめ座流星群と、やぎ座流星群が活動中です。どちらも、見られる期間は長いですが、1時間あたりの流星数は少ないです。みずがめ座とやぎ座はとなり同士です。そちらの方から流星が飛びます。やぎ座流星群の放射点は、やぎ座の右上。飛んだ流星を逆方向に延長したとき、そのあたりになれば、やぎ座流星群の流星です。みずがめ座の真ん中あたりになれば、みずがめ座流星群です。今はふたつの流星群が一緒に見られます。でも、どちらも1時間に数個ですから、たくさんの流星は期待しない方がいいです。長い期間活動するので、7月後半から8月前半まで、いつ見ても流星を見られる可能性があります。今夜は22:30ぐらいに月が沈むので、その後、夜空を眺めていると見られるかもしれません。



来月、8月になると、ペルセウス座流星群があります。ペルセウス座流星群は、毎年お盆の頃にたくさんの流星が見られます。1年中で一番多くの流星が見られる流星群です。

今年のペルセウス座流星群は、いつ頃から見られますか?

来週中頃から見え始めます。来週だと、まだ数が少ないですが、次第に増えていって、再来週にはたくさんの流星が見られます。8月12日の夜が極大で、1時間に30個ぐらい見られると思います。

今年のペルセウス座流星群は、月の大きさはどうですか?

月の条件は、あまり良くありません。8月5日が満月で、それからだんだん欠けていって、ペルセウス座流星群が極大になる12日の夜は、23:18に下弦の月が昇ってきます。下弦というのは、夕方に見える半月の反対側が光っている半月です。ペルセウス座流星群は、夜半過ぎの方がたくさんの流星を見られますが、月が昇ってきてしまいます。

月が昇る前の時間帯に見た方がいいですか?

例えば、8月10日の21時から22時ぐらいの時間なら、月は昇ってこないので、暗い空で流星を見られますが、ペルセウス座の位置が低いです。ペルセウス座に流星の放射点があるわけですが、放射点の位置は、高ければ高いほどたくさんの流星が見られます。月が昇る前の時間だと、空は暗いけど、見える流星が少ないわけです。
ペルセウス座流星群については、極大が近づいたらまた話題にします。
ペルセウス座流星群の極大は、まだ、2週間以上先ですが、今夜も遅い時間に夜空を見ていると、流れ星を見られるかもしれません。











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