買えます。「隕石ショップ」があります。
今もあるのかどうかわかりませんが、昔、新宿の高層ビルの地下にお店があって、見に行ったことがあります。大きいのから小さいのまで、いっぱい並んでいました。今は通販が多いですが、普通に買えます。
世界には、隕石ハンターと呼ばれる人たちがいます。隕石を探す人です。日本みたいに植物がたくさん生えていて、石ころもたくさん落ちていているところで、隕石を探すのはほぼ不可能です。でも、砂漠だったら・・・どうでしょう。砂しかない砂漠に落ちている石は、隕石の可能性がありますね。
それを仕事にする人がいるのは、隕石を見つけたら高く売れるからです。
隕石って、いくらぐらいで買えるのですか?
1・2cmぐらいの小さな隕石なら、1・2万円です。隕石をスライスして表面を研磨して、観察しやすくした薄い板状の隕石も販売されています。それも2万円ぐらいで買えます。
そんな値段なのですね。
習志野に落ちた隕石は100万円ですよね。 その値段の差は、何なのですか?
習志野の隕石は、いつ落ちたのか、太陽系の中でどういう軌道を描いて、地球に衝突したのかがわかっています。そして、落ちたばかりで、風化していない新鮮な隕石です。一方、隕石ハンターが拾ってきた隕石は、どこに落ちていたということだけしかわかりません。落ちたのが昨日なのか、1000年前なのかわかりません。正体不明の隕石は、科学的価値が低いので、値段も安くなります。
隕石ハンターって、興味がありますが、砂漠を歩き回るのは大変ですね。
他に、隕石を拾えそうなところはありませんか?
一番は、南極です。
南極ですか... どうして南極なのでしょう?
人が住んでないので、誰も拾わないというのはありますが、南極は一面、雪と氷に覆われています。雪は氷河になって、高いところから低いところに、ゆっくり流れていきます。雪の上に落ちた隕石は、その流れに乗って、低いところに集まります。南極には、隕石が集まるところがあります。日本の南極観測隊は、その場所を発見して、多数の隕石を拾ってきました。
砂漠か南極ですか... どちらも、一般の人には無理ですね。
雨の日の夜に隕石がくると、火球が見えずに、隕石だけが落ちます。朝、道を歩いていると、隕石を拾えるかもしれません。雨の日の翌日は、下を見ながら歩いてみましょう。 |