秋の星座


9月も2週目になりました。今年はまだ暑いですが、少しだけ、秋の気配を感じられる時期になりました。夜空には秋の星座が見えますが、秋が始まったばかりなので、少し遅い時間になります。

今だと、何時頃がいいですか?

23時ぐらいになると、秋の星座が全部見えます。
下の図は、今夜23時の南の空です。

9月13日 23時 南から天頂付近の星空


やぎ座、みずがめ座、うお座があります。そのあたりは黄道12星座ですから、みなさん、名前はよく知っていますよね。でも、見たことはあるでしょうか? 
見たことがあるという人は少ないと思います。見つけるのが難しい星座です。

みずがめ座の下には、みなみのうお座があります。そこに、フォーマルハウトという1等星があります。秋の南の空では、唯一の1等星です。
うお座の下には、くじら座があって、うお座の上には、ペガスス座とアンドロメダ座があります。そのあたりも秋の代表的な星座です。ペガスス座とアンドロメダ座は、ほとんど真上を通ります。もっと北の方には、カシオペア座があります。
カシオペア座は、天頂を超えて北の空です。そして秋は、天の川が北の空に見えます。はくちょう座、ケフェウス座、カシオペア座のあたりに、天の川があります。夏の天の川より淡いのですが、北の空の高いところにあって、街の光の影響を受けにくいので、意外によく見えます。
天の川というと夏のイメージがありますが、秋にも見えます。特に、栃木県の場合は秋の方が見やすいです。夏の天の川は南の空にあります。栃木県の南側は関東平野が広がっていて、明るい光を出す大きな街がたくさんあります。北方向は、大きな街がほとんどありません。

今夜の北の空を見てみましょう。下の図の通りです。

9月13日 23時 北の星空


はくちょう座からカシオペア座にかけて、天の川があります。カシオペア座より東の天の川は、かなり淡いです。カシオペア座の東には、ペルセウス座やぎょしゃ座がありますが、そのあたりから東側は、「冬の天の川」になります。冬に見える天の川は、すごく淡くて、山奥の空がきれいなところに行かないと見えません。

よく晴れて月のない夜は、南の空から天頂へ、そして北の空へ。iPhoneアプリのiステラを片手に、秋の星座と天の川を探してみてください。
 









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