ふたご座流星群



今日は12月13日、そろそろ、ふたご座流星群の極大日です。流星群もいろいろありますが、その中で、ふたご座流星群は毎年必ず、たくさんの流星が見られる、ハズレのない流星群です。8月のお盆の頃に見られるペルセウス座流星群と共に、2大流星群です。

  一番たくさんの流星が見られるのは、いつの何時頃ですか?

明日、14日10時に極大になります。

  明日の10時というと、午前中で昼間ですね。

もちろん、星は見えません。ですから、今夜から明日の明け方にかけてと、明日の夕方から夜中にかけてが、一番多くの流星が見られます。

  今夜、見られるのですね。 何時頃見たらいいですか?

ふたご座がある程度、高くなってからの方がいいので、22時以降がいいです。明け方に近い時間の方が、より多くの流星を見られます。

  月はどうでしょう?

流星群の極大の日に月が出ていると、空が明るくなってしまって、暗い流星が見えなくなります。月のない暗い空で流星観測ができれば、たくさんの流星を見られます。・・・で、明日の月は、ほぼ新月です。最高の条件です。ペルセウス座流星群やふたご座流星群のピークの日に新月というのは、めったにありません。 今年はふたご座流星群を見る絶好のチャンスです。

下の図は、今夜22時の東の空です。

12月13日 22時の東の空


東の空にふたご座があり、地平線と天頂の中間ぐらいです。そこから、ふたご座は天頂に向かって昇っていきます。放射点は、カストルという星のあたりです。
今は夜明けが遅いので、明け方の5時ぐらいまでは見られます。明け方に近いほど極大時刻に近づくので、たくさんの流星が見られます。明け方まで見ていたいですが、明日は月曜日ですから、お仕事がある人は、一晩中見ているわけにはいきませんね。流星を見るには、リクライニングチェアに寝転んだり、地面に段ボールを敷いて、そこに寝転んで見るわけですが、夜中は寒いです。寒い中、1時間外に出ていると、「もういい!」って思います。相当暖かい服装で外に出ないと耐えられません。夜で、だれも見ていませんから、普通ならあり得ないくらいの厚着をして外に出てください。毛布や布団を出して、それにくるまってもいいですし。
寒さもありますが、1時間寝転んで夜空を見ていると眠くなります。普通は寝る時間に夜空を見ているわけですから、当然眠くなります。寒い中で寝てしまうと、永久に目が覚めない、なんてことがあるかもしれません。そんなことがないように、今夜から明日の明け方までの時間で、自分が起きていられる時間帯に、1時間だけ、星空を見るというのがいいと思います。明日の夜でも見られますし。

何時頃、流星を見るのがいいか、人それぞれの都合で違います。自分に適した予定を立てて、最高の条件のふたご座流星群を見てみてください。










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