火星と天王星



寒い季節になりました。あまり外には出たくないですが、星はきれいです。昨日が三日月だったので、今夜も月は早めに沈みます。 寒いですが、夜中にはきれいな星空が見られます。

今、夕方の空の高いところに赤い星がありますが、火星です。去年の9月・10月頃が一番明るかったのですが、まだ、赤く明るく見えています。現在、肉眼で見える惑星は、明け方も含めて火星だけです。肉眼で見える惑星は5個あり、5大惑星と呼ばれています。
6番目に明るい惑星が双眼鏡を使うと見えます。6番目・・・ 水・金・地・火・木と数えていくと・・・ 天王星ですね。天王星は6等星ぐらいなので、夜空がきれいなところに行って、目のいい人なら、肉眼で見えることもあります。でも、そのくらいの星って、いっぱいあるから、見えていても、どれが天王星かわかりません。何か目印になる星がないと、見つけられません。実は今、天王星は火星のすぐ近くにいます。

1月17日
1月22日

視野円は7° 双眼鏡によって視野の広さが違います
恒星は9等星まで表示されています
月がなくて、地上の光もない暗い空なら、口径3cmの双眼鏡で、このくらいに見えます。


双眼鏡で見ると、火星と天王星が一緒に見えます。今夜だと、火星のすぐ東側に天王星がいます。見つけるには、夕方、火星が南中している頃なら、まず双眼鏡に火星を入れます。火星を視野の右寄りにもっていくと、天王星は左寄りにあります。火星は移動が早いので、22日金曜日には天王星の上にいきます。火星の位置は変わっていきますが、今週いっぱいぐらいは、火星と天王星が双眼鏡の視野内に一緒に見えます。

天王星が見えたからと言って、どうってことはないですが、「天王星を見た!」という経験は大切だと思います。
双眼鏡がある人は、今週、天王星を見つけてください。










戻 る