明け方の夏の星座

昨日は春分の日でした。土曜日が休日だと、休みを１日損したと思う人もいるでしょうね。 前回は春分の日についての話でした。天文学にとって、春分の日は、とても大切な日です。春分の日の太陽の位置が、すべての天体の位置を決める基準点になります。 　　そんな春分の日の翌日ですが、今週の星空の見所は、何かありますか？ 今日は半月です。そして、次の日曜日が満月になります。月があると、星を見るには、あまり適しません。今の半月は、夜中の１時頃、沈みますから、夜中や明け方近くでも大丈夫な人は、月が沈んだ後に星空を見られます。その頃には、夏の星座が昇ってきています。

３月２２日　AM２時の南東の空

今週は、星を見るにはイマイチですが、月を見ればいいです。毎日、月を見ると、半月から太っていって満月になるまでを今週１週間で見られます。でも、春は真冬のように晴れが続きませんから、毎日は難しそうです。晴れた日だけ、夕方、空を見上げれば、探さなくても月は見えます。この前より太ったなぁ、と思って、見てもらえばいいと思います。 今週は、次第に太って丸くなっていく月を眺め、明け方に見える夏の星座を見てもらうのがいいでしょう。