西の空の月と惑星



5月も中旬になりました。 梅雨が近づいてきています。梅雨に入ると星が見られませんから、今月の晴れた日に、春の星空と夏の星空を見ておくのがいいです。今なら、宵の時間帯には春の星座、夜半過ぎには夏の星座が見られます。

  今週、見ておきたい天文現象は、何かありますか?

まず、今日の夕方、西の空に金星・水星・火星と月が見えます。下の図は、今日の19:10の西の空です。

 
5月16日 19:10 の西の空


まだ、夕焼けが残っていて、明るいですね。この時刻は、日没後30分です。でも、それらの惑星と月は明るいので、夕焼けの空でも見えます。金星と水星が低いところにあって、その上に月齢4の月と火星がかなり接近しています。金星は明るいので、だれでも見えると思いますが、水星はそれほど明るくないので、目をこらしてよく見ないと見えません。太陽から近い順に、水星・金星・地球・火星と、4つの惑星が一緒に見えます。地球は西の空の地平線として見えます。
金星は19:40には沈んでしまうので、19:10から19:30までの20分間ぐらいしか見られません。
今日の夕方、短い時間ではありますが、西の空を見てみてください。金星が沈んだ後も水星は見えます。太陽系の一番内側にある水星は、なかなか見られません。今週が水星を見つける好機です。










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