7月も中旬になり、梅雨明けが待ち遠しいですね。 
 
   今週、晴れたときに見られる天文トピックは、何かありますか。 
 
明日、7月12日の夕方から宵にかけて、西北西の低い空で月齢2の細い月と金星、火星が接近して見えます。西の空がにぎやかです。地球照を伴った細い月と金星の共演は特に美しいです。肉眼や双眼鏡で眺めたり、写真に収めたりしてください。 
 
   一番見やすいのは、何時頃ですか? 
 
日の入りから1時間30分後には金星が沈んでしまうので、なるべく早い時間帯に、西北西の空が開けたところで観察してください。一番いいのは、20時前後の20分間ぐらいです。 
金星はかなり明るいです。金星はマイナス4等星で、火星は約2等星です。金星の方が約200倍明るいので、その光度差にも注目してください。 
      下の図は明日12日、20時の西の空です。 
       
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