木星

今日は８月１５日、終戦記念日。お盆は終わりに近づき、ペルセウス座流星群も、ほぼ終わりました。 　　　今週は何か、天文トピックはありますか？ 今週、20日（金）に、木星が衝になります。2週間前は土星でしたが、今度は木星です。 　　　地球と木星の距離が一番近くなる日ですよね？ そうです。別な言い方をすると、太陽・地球・木星がこの順で、ほぼ一直線上に並ぶ日です。ということは、太陽の反対側に木星が見えます。太陽の反対ですから、夜中の０時頃に南中します。地球と木星の距離が一番近いわけですから、明るさも一番明るくなります。－2.9等。金星が－４等ですから、金星ほどではありませんが、それに次いで明るい星になります。 下の図は、８月２０日２２時の南の空です。

８月２０日　２２時の南の空

真南に月があります。月齢１２で、満月の２日前の月です。星空を見るには良くないですが、木星は明るいので月があっても問題ありません。月の東側にやぎ座があって、その中に土星がいます。やぎ座の東隣には、みずがめ座があって、その中に木星があります。 　　　土星よりも木星の方が明るいですね。 土星はだいたい０等星で、木星は－３等星ですから、木星の方が２０倍ぐらい明るいです。木星の下の方に、ホーマルハウトという恒星があります。１等星なので、月があってもよく見えます。月の東側に、土星、木星、ホーマルハウトと、３つの明るい星が見えるわけです。 今週は月があって、星空を見るには適しませんが、明るくなっている木星・土星と月などを見てください。