今週火曜日が満月で、中秋の名月です。
その日が、旧暦の8月15日になります。昼間はまだ暑いですけど、夕涼みにお月見もいい季節です。
旧暦だと、今が8月なのですね。
旧暦(太陰暦)は、月の満ち欠けを基準にした暦ですから、12ヶ月で350日ぐらいしかありません。ですから、太陽の動きとくらべると誤差が出ます。それを補正するために、旧暦では「閏月」といって、同じ月を2回繰り返すことが多くあります。
閏月というのは、例えば1月が2回あるということですか?
1月が2回ある場合は、最初の1月を普通に1月といって、お正月の行事をします。2回目の1月は「閏1月」といって、正月の行事はしません。同じ月を2回繰り返すことで、太陽の動きとの差を補正していたのです。その関係で、旧暦の日付は現在の暦より遅いです。
なるほど。 それで秋に、旧暦の8月15日が来るのですね。
旧暦では8月からが秋でした。そして、満月を見るには、秋が適しています。
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